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2016年5月の記事一覧
2016年5月の記事一覧




05/01/2016 : ネモフィラの海の件について (4/26 ひたち海浜公園その1)
 ┗ このあたりから実験的に茶番な感じのを書いてみる試み。失敗な気もしますが、続けられるだけ続けてみようかと。

05/06/2016 : 大丈夫だって言ってる件について (4/26 ひたち海浜公園その2)
 ┗ 海浜公園の風はほんとつよい(つよい)

05/07/2016 : 似非プルースト効果とお寿司の件について (4/26 ひたち海浜公園その3)
 ┗ お寿司の写真モデル相手はリアル妹

05/10/2016 : 壁/と/卵の事とか
 ┗ 某方のエルサレムでのスピーチを元に、足りない頭で勝手に捻じ曲げて

05/14/2016 : ドールショウ2016 浅草 その1
 ┗ GW二日連続でイベント、多分もうこんな感じで無理をする機会はないと思います。

05/16/2016 : ドールショウ2016 浅草 その2
 ┗ 写真撮っている量の確認はしないとですね。(反省)

05/17/2016 : ドールズ・パーティー35 ドルパ35 in ジョイフェス3 その1
 ┗ ドルパ参加は実は初めてです。

05/18/2016 : ドールズ・パーティー35 ドルパ35 in ジョイフェス3 その2
 ┗ イベントの写真の撮り方には慣れません。

05/29/2016 : 羽鳥くん、東京は救わない話 /web拍手レス
 ┗ 勿論村上○樹『東○奇譚集』「かえるくん、東京○救う」を意識してるあれです。ツイッターは勿論比喩としてのツイッター。



5月の事

 環境が変わったと言えば言い訳になるのですが、5月はドルパからこちら、ドルドルする機会はめっきりなくなってしまいました。時間が余れば色んなことをするだろうとは思っていたのですが、自分は時間があればあるだけ腐る人間のようです。文句を垂れながら無い時間を上手にやりくりして趣味をする、やはりそういう方が向いている人間なのかな、なんて思ったのですが、やっぱりある程度の余裕は欲しいなぁ、なーんて事をぼんやりと。


 ドールに対するモチベーションは確実に低くなっているのですが、これは『マッチを持ってきて火をつける』方法では解決できなさそうです。燃料そのものが無くなっているパターンだと思うので、ある程度貯蓄できるまでは低空飛行が続きそうですネ。



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羽鳥くん、東京は救わない話 /web拍手レス
羽鳥B





 羽鳥(はとり)はツイッターが苦手だった。


 と言っても、アカウントを持っていない訳ではない。周りにはツイッター無しに生活をしている人がいる事は知っているし、ツイッターをしなくとももちろん死ぬわけではない。それでも、羽鳥はツイッターを辞める事は出来なかった。辞めるにはもう色々なしがらみが出来ていて、それを無くしてしまえば羽鳥は自分が宇宙空間のように何もない場所に放り出されてしまうのを知っている。それは避けたいことだった。




 ただ、見も知らぬ人物(フォロイー)達の怒りや憎しみに同調し、『遠くからやってくる響きや震え』を身体に感じとっていると、いつの間にか自分がまるで世界の裏側で苛立っているという感覚におちいることがある。確かに自分はそれらとは何も関係はないはずなのに、自分は確かな憎しみを持っているのだ(誰に?)。


 またツイッターで何かを発信するたびに、自分の意識が肥大化していく奇妙な感覚がある。電脳空間で自分の閉める割合が多くなると共に、自分の身体や影響力も大きくなるという錯覚(そんな物は大きくなり続けている空間の中で塵芥にすらならないのだけど)。自分の中にあるどす黒い靄が自意識と共に大きくなり、脳の大部分は黒い霧に占領され、不思議と気分は沈んでいく。かと言って羽鳥は呟かないでいる事も出来ない。夜になると衝動的に、誰かに自分の発言を見て欲しいと思うのだ(誰に?)。結局の所、ツイッターは羽鳥にとって必要なものだった。



 やがてその憎悪や気分の沈みはプレートのひずみのように蓄積されていき、いずれ限界がくる事を知っている。その結果断層がどうなるのか、だいたいの予想は彼女自身ついている。もっとも、その規模がどのくらいのものなのかという事については
、いざなってみないと羽鳥自身にもわからない。



 ツイッターさえ閉じてしまえばいいのだろうが、やはり羽鳥はツイッターを辞める事が出来ない。





「きちんと気づいているのであれば問題はないんじゃない?」


 と台所に立つその家の住人は言う。


羽鳥「そうかな?」


「じゃない? 多分、本当に怖いのはさ、それにちゃんと気づけなかったり、あるいはそれがなんとなくはわかっていても、どうする事も出来なかったりする人なんじゃないの? はい、羽鳥。味見して」


 とその隣のもう一人がそう言って、羽鳥に対して小皿に入れたスープを渡してくる。


羽鳥「……おいしい」


 正直な所、羽鳥には味の違いは詳しくはわからなかったが、温かいというのだけはよくわかった。


「良かった。はい、兄さんも」


 そう言って彼女は自分でも口に含んだ後、隣に立つ男にも小皿を渡す。


 居間には読書をしている人がいて、テレビではアイドルが刺されたというニュースが流れていた。軒下の土を掘ればきっとみみずは大量に出てきて、今は2016年で、ここは『あじひらハウス』だった。羽鳥がここへ来たのは、ツイッターがあったからだ。










羽鳥A



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 家畜人日記のヤプーさんにメイクして頂いた開眼姫です。ドルショの時に「いつか時間空いたときに」的な素敵なお話をしていたのですが、まさか一週間も経たないうちに完成するとはw(ヤプーさんの行動の早さにはいつも驚かされます)ありがとうございます、ありがとうございます。大事なことなので何度も言う。


 あまりの可愛さに悶絶しております。問題は、僕がこの子の可愛さを生かせてないという事です。(ヤプーさん家のブログ見てきてもらうとわかるのですがこの子のポテンシャルやっばいんですの)


 一方の僕はこの子を受け取ってから名前を決めるだけで一週間、記事を書くのに更に二週間の日を要していたのだった!(文章は一時間程度のどうっでもいい文章なのだけど)




続きを読むでweb拍手レスです。



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開眼姫の話 | comment 6 | Top ↑
壁打ち雑記(5/22)

独り言でス。暗いわけではないのですが、しまっときますね。面白くもないと思うので。


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雑談 | comment 0 | Top ↑
ドールズ・パーティー35 ドルパ35 in ジョイフェス3 その2
茶番回



P5057300.jpg


「あれ……」


ある朝、グレゴール・ザムザが目をさますと神輿を担いでいた


(や、毒虫ネタは某双子姫様のブログがもうやっておられるのですよ)



目が覚めようが何しようがあじのひらきはあじのひらき。干物ではあるのですが……。なんやねん、SD,DD用500円て……。




ゆかり「……500円、君にそれだけの価値があるなんて思えないのだがな」ぼそっ


あじひら川みくにゃん「え…ひどくない?(地声)」


ゆかり「……」


 ゆかりの方を見る。が、こちらの方を見ているわけではない。まだ怒っているようだ。




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酒飲みウィーゴ。風呂で酒とかおでんとかいいな。




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ウィーゴ氏「あまったからあげます」

まこちーちゃん「ありがとうなのだ」




わらびモチさんの家のウィーゴ氏には前日(ドールショウ)にも食べられてるんだよなぁ^^






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まこちーちゃん「あじのひらきを手に入れたのだ。さっそく食べるのだ」


「やめて……裏返さないで……」







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かすみ「こほん。ごめんね、兄さん返してもらっていいかな?」


まこちーちゃん「嫌なのだ。まだ食べてないのだ」




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かすみ「……返して?」


まこちーちゃん「……」



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まこちーちゃん「……飽きたのだ。返すのだ」

かすみ「ありがとう」




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まこちーちゃん(一旦返しておいて、隙を見てまた持ち去るだ。体格差には逆らわないのが吉なのだ)




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かすみ(……なーんてことを思っているんだろうな)




その後見事にあじひらはまた奪い去られるのであった。まこちーちゃんの勝利というかなんというか。がんばれ非常食。



かすみ(……まぁ、かわいかったしいいかな)


よくないよ!







ディーラーさんデス。



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P5057149.jpg


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kabpanさんのブースでした。ハードルをあげられたでおとなしく下をくぐっていきます(緊張してました)
世界観が凄く好きです。邪魔にならないように早くと思っていましたがいれるなら長い時間みたい感じでした(伝われ)



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私服系ディーラーさんが今回は少なかった印象でしたが(そもそもそんなにイベントいってないのですが)、私服系のディーラーさんはどこも素敵なのでついつい財布の紐が緩みます。












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ゆかり「……」


(まだ怒ってる)





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ゆかり「……」


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ぽい


ゆかり「……にぃ」


「何?」


ゆかり「もう一個」


「……はいはい」












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イベント | comment 2 | Top ↑
ドールズ・パーティー35 ドルパ35 in ジョイフェス3 その1
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ゆかり「………」


かすみ「……兄さん」


「あー、うん」


 首を掻く。


「あのー……ゆかり、ゆかりさん?」


ゆかり「……」


 ぱらと紙の擦れる音がして、ゆかりが次のページをめくる。目を見ると、黒目の位置が微妙にだけれど動いている。無視だ。


「悪かったって。本屋に行くって騙したことはさ。でもさ、せっかくのイベントなんだし、ゆかりと一緒に行きたかったんだって」


かすみ「ね、ゆかりちゃん。兄さんもわざとじゃ……いや、わざとだけどさ。ゆかりちゃんに色んなとここさせたかっただけで、悪気があったわけじゃないんだからさ」


ゆかり「……ふん」


 こうなったゆかりはめんどくさい。いや、俺が悪いのだけど。



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 ゆかりを激怒させた事は一旦置いておきまして。ドルパですよドルパ。実は初めての参加です。


 滑り台で有名なサンポールしきぶさんの卓にお邪魔させて頂きました。卓取りありがとうございました。生滑り台しゅごかった……


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うちからはかすみ(←)とゆかり(→)を連れて行きました。


ドルショでかすみが着ていた服とウィッグをゆかりがつけているので、わかりづらいかもしれませんね。でも本を読んでいるのでだいたいわかるような気も。



愛も変わらず張り逃げです。







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そして今回はのどぐろも連れて行きました。DDボディは久しぶりに触りました。



長くなりそうなので久々にたたみます。





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ドールショウ2016 浅草 その2
続きです。例によって針逃げ多めです。




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!!!?



よすがさんのまひるさんと、ヤプーさんの家の軍艦さん。




「えっと、何をしているんですか?」


軍艦さん「鼻の穴があるのか確認しているのです」


「えっ……」




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英希さんの家のペンギンとにーもさん(と左側に写る誰かの手)達の、軍艦さんの奇抜な、不思議な行動にいいぞもっとやれと煽っている驚いている様子。




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似てる!(似てる?)


巻乃さんの家の子と、蜜柑ちゃん。



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前回の土方さんに続き今回もイケメン。

ヤプーさん家のはっぱ隊権田くん。





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前回と言い今回と言い、イケメンとよく会うかすみ氏。いや、かすみの方からイケメンに近づいているのか。普段採れてないイケメン成分の為に。(……あ、言ってて悲しくなってきたゾ^^;;;;;;;;;;)




かすみの顔を写さないのは、権田くんの方が顔小さいのばれるからです。




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権田「……………ァス…」(目をそらしながら




かすみ(色々と気を使ってくれてるんだろうけど……多分普段からそうなんだろうな……)








多分だけど権田くんは同じくらいの大きさの住人に普段から気を使っているからこんな感じでやさしいのだと思います。がんばれ権田くん


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ちっちゃい子達には人気!




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えいきさんのサビボー。そしてダンボー族に容赦のない軍艦さん。











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もし写真に写っていて、それを下げたほうが良いって方がいらっしゃりましたら申し訳ないですがご連絡下さい。






ドールショウの写真を見返して思った事、写真そんなに撮れてない。

いやこれ毎回思っているような気がしマスが、今回は特に。


見返してみて「あの人のドールがいない!」とか多々あるので「別に絶対撮らないといけない」だとか「礼儀として撮るべき」とかそういう風には思っていないのですが、こういうときに撮った写真って、他のブログさんで見る写真と撮り方違ったりして比べてみて勉強になる(この言い方なんか自己脅迫的で嫌だな)というか、面白いので撮っておきたいというのはあったりします。今回は割とそのレベルですらない感ありますがw


体調崩してたって言い訳もあるのですが、こういうのは完全に自分のスローペースの産物なのですが、最近写真だけじゃなく、何をするにしてもスピードが落ちてきているので、ながらとかそういうのを辞めて生産数あげていたいとは思っていたりたり。(今自由な身で出来るのは質よりも量の時期だとは思っているのでというか、質なんて基本量をこなさないとあがらない物だと思っているので)特に文章関連書くの遅すぎるのに自分の質に文句ばかり言っている気がするの情けないので。ちなみにそういう事していると頭使えって怒られるのだけど。



なはんて、なんだか意識高い感じの文章になっていますが、意識高いうちにしか出来ない事もあると思っているので、そういうときにどんどん自分を責めて生きたいなぁ(だぶる)、などと。周りに迷惑をかけない程度なら高くなったモチベーションはそこそこうれしいのです。枯れ物にとっては。




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ドールショウ2016 浅草 その1

イベントレポでもない何か。
今回は文章に意図とかないので画像だけでも見てくれれば。
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 5月4日、浅草、天気、快晴。



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かすみ「兄さん、もしかして私達迷ってる?」


「迷ってない」


 隣を歩くかすみを見ずに僕は答えた。目下僕の視線は手元のスマートフォンに注がれていた。詳しく言えば、グーグルマップ。ええと、東京都立産業貿易センター台東館ってどこだ。どうして僕は隅田川を眺めたり、神社の中をさ迷っているのだろう。


かすみ「でも、さっきから北へ行ったかと思えば南へ行ったり……」


「そういう道順なんだ」


 僕もかすみも額にうっすらと汗をかいていた。浅草駅に着いてからもうかれこれ30分は歩き続けていた。どこだ台東館。浅草駅から上(北)に歩いていけばすぐにつくんじゃないのか。


かすみ「……兄さんて、変な所ゆかりちゃんに似てるよね。頑固っていうかさ」


 はぁ、とかすみは溜息をついて、僕の背後に回る。そうしてリュックサックをごそごそと探り始めた。心外な、ゆかりと一緒にされるなんて真っ平ごめんだ。


 ちなみゆかりは誘っのだが断られた。いつもの事だ。


かすみ「んしょっと。それ、多分だけどゆかりちゃんも同じ事言うと思うよ」


 リュックサックからペットボトルを取り出したかすみは呆れた表情で僕を見ながらそう言った。ええいそんな目で見るな。というか、チャックちゃんと閉めたんだろうな。閉めた音してないぞ。


 こくこくと小さな音を立てながら上下するかすみの喉を見ながら、僕は漠然と本日の暑さを憂いていた。




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 んなどーでもいい茶番(僕とかすみが仲良いアッピル)はここまでにしておいて、今回もドルショ行って来ました。そのレポを。


 今回はさかえ21さん、わらびモチさんの有料卓、また、よすがさんの有料卓にお邪魔させて頂きました。卓を取って頂き、ありがとうございました。



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かすみ と いきました


例によってドルショは絶賛体調崩してました。思うように撮れてない


基本貼り逃げします。







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「同じ顔に抱かれる気分はどう……?」

「あぁ……(昇天)」





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間違いなく胸にピント合わせてますね。はい。




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あらイケメン


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!!!!!!!!!!????????



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顔を隠しておいらの写真をつければハーレム……


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あ、ごめんなさい嘘です。イケメンハーレム。うっ、うらやましくなんか、ないんだからねっ!!!!








つづくます。

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壁/と/卵の事とか
文章と写真がマッチしないのはただ消費する為に文章乗っけてるだけなんだぜ!


相変わらず文章の練習。画像だけでも見ていってくれると嬉しかったりです。

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 庭でみきちゃーが塀に向かって、生卵を思いっきり投げつけていた。






 卵は数日前に賞味期限を切らしていた物だった。1パック丸々。128円。安いからと買ってきたはいいものの、僕らは誰一人として卵を使いきる努力をしなかった(それどころかひとつも調理しなかった)。そして賞味期限がとうに切れていることを知りながら、僕らは卵を冷蔵庫の中に放置し続けていた。誰かが処分するのを期待していたのかもしれない。そうして卵は静かで暗い冷蔵庫の中で腐り始めていた。


 今、みきちゃーの足元にはその卵のパックが置かれていた。みきちゃーはその中からひとつを取り出すと、壁に向かい、持てる力の全てを出すように力強く投げつけた。くしゃりと軽い音がして卵の黄身が飛び散る。灰色の壁が、絵の具を筆で乱雑に振り散らしたように、濃い黄色の模様をつけた。


 彼女は続けて足元から卵を掴むと、また全力投球を始める。くしゃ、くしゃ、くしゃ。四玉ほど続けて投げ終えた後、ふぅ、と息をつき乱れた髪を整えた。僕はその光景がにわかに信じられなかったが、受け入れるしかなかった。少し眩暈がした。


「……」


 みきちゃーは確かに何かに苛立っているように見えて、その苛立ちを壁にぶつけているように見えた。いや、もしかしたら壁そのものに苛立っているかもしれない。(いや、そんなわけはないかと僕は僕に突っ込みを入れる。まさかな)


「みきちゃー、何してるの?」


 彼女の苛立ちの理由が皆目検討つかなかったが、流石に放っておく事は出来なかった。


美希乃「……」


 みきちゃーは僕のほうを一度鬱陶しそうに見た。彼女の中の苛立ちを隠さずに。美希乃は時々こういう風に、彼女の中の感情を上手く制御できずに苛々する事があった。大抵は放っておいて欲しいとの意思表示であり、その通りにするのだけど、今回のようにその苛立ちを直接行動に結びつけることは稀だったし、だからこそ放ってはおく事も出来なかった。


「……」


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 家の塀は戦後、家と家の間にはっきりとした境界が無いのが不便だと思った僕の祖父が、隣近所の家の住人達と協力をして作った物だった。老朽化やらなんやらで、うちの周囲の家はあらかた取り壊されてしまい、今や壁の存在理由はあまりないのだけど。


「やめなってみきちゃー。何そんなに苛立ってるのかは知らないけどさ、そんなことをしても無意味だって」


美希乃「……」


 みきちゃは僕の言葉を無視して、黙ったまままた壁に向けて卵を投げつけていく。くしゃり。


「……」


 僕は首を軽く掻きながら、どうしたものかと考える。それから、塀と彼女の間に入るように立った。


美希乃「……あじひらさん邪魔ですです。みき、どうしても卵を投げつけなきゃ気分が晴れそうにないんですです」


「いや俺もさ、そういう気分の時あるからわかるんだけどさ、多分そういうときってその卵全部投げても絶対気分晴れないと思う」


美希乃「なら、どうすればいいんですです」


「んー、なら俺に投げつけてみなよ」と僕は言った。


美希乃「え、でも……」


「いいから、ほら」


 みきちゃーはしばらく不安げに僕と、手に持っていた卵を交互に見つめた。さぁ、と僕は煽る。さぁ、ほら。みきちゃーは少し困った顔をしながら、それでもその卵を僕に投げつけた。くしゃりと嫌な音がして、服にねっとりとした物が付着する。鼻を刺す腐臭が広がった。


「すっきりした?」


 僕がそう聞いた時、美希乃の表情には先ほどまでの苛々はもうなくなっていた。毒気が抜けていた。


美希乃「……ほんとですです。なぜだかわからないですですけど、一発でめちゃくちゃすっきりしたですです。……でもその代わり、罪悪感で別なもやもやが凄いですです」


「だろうね」と僕は苦笑した。


美希乃「……痛かったですです?」


「ちょっとね、でも多分みきちゃー程は痛くないよ」


 格好つけた言い方ですですね、と美希乃は痛々しそうに笑った。


美希乃「みき、すっごいどうしようもなく何もかもが駄目な時があって、すっごいもやもやっと苛々しちゃう時があるんですです。それで、ツイッターとかでいっぱいいっぱい意味の無いことを呟いて、それで、ますます自分がどんどん汚れていくような気がして、それでまた苛々して、爆発したくなって。それで今回はどうしようもなく我慢できなくなって、卵を投げつけてみようって。でも今も、あじひらさんに言われたように、壁に卵を投げつけたところで、これじゃあ絶対気分が晴れないってどこかでわかってたですです。あのおっきな壁に投げつけたところで、壁が壊れるわけでもない上に、壁を壊すことを目的としているわけでもないのに。それよりも、あじひらさんに一発投げつけただけで気分が凄く晴れたのですです。もちろんその後、凄い痛かったですですけど」


 こういうときって、どうすればいいんですですかね、と美希乃は困惑したように呟いた。もちろんだけど僕にも明確な答えなんてなかった。それでも僕は答えるしかないのだ、ない頭を捻らせて。




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「……多分ね、今はもう壁じゃ無意味なんだと思う。壁を壊すことはみきちゃーには意味がないんだと思う。みきちゃーがそういう気分になって、どうしても卵を投げたくなったとしたら、それは壁じゃなくてきっと近くにいる人だ。近くの人に投げつけるのが一番気持ちいいと思う。で、そのうち世界中の全員に卵を投げつける事になって、世界にがみきちゃーに卵を投げつけられない人はいないってなると思うけど」


美希乃「みき、それは多分無理ですです」


「だろうね、僕も無理だよ」と僕は苦笑いした。「でも、どうしてもしなきゃ駄目だと思ったら、俺に投げてくれたら」


美希乃「あじひらさんに?」


「他の人は駄目だけど、みきちゃなら許せる」と僕は言った。「多分うちの子だけなら」


美希乃「嫌じゃないですです?」


「すっごい嫌。他人なら絶対に許さない。でもみきちゃーなら多分大丈夫」


美希乃「それでも卵投げるのは気がひけるですです」


「じゃあまぁ、そんなときは一緒に話しながら何か腹いっぱい食べよう。そしたら多分、そこそこすっきりするから」


美希乃「何を食べるですです?」


「例えば……うーん、ラーメンとか?」


美希乃「そこは卵料理じゃないんですですね」


「卵は大事にしていこう」


美希乃「そんなんだから腐らせるんですです」


 確かにな、と僕は笑った。


美希乃「ところであじひらさん、あじひらさんも誰かに生卵投げつけた事あるですです?」


「そこはノーコメントって事で」と僕は苦るしかない。「さ、ラーメン食べに行こう」


美希乃「ですです」


 しかし実際に僕達がしなければならなかったのは、壁を綺麗に掃除する事だった。







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なんの期待もしていない深夜の即興文章。

超超超絶露骨すぎるすていとめんとのようで実際はそうでない。わざと曲解してるし。いや、そのあたりは自分の技量のへたくそさなの現れだけど。あーーーーーーーーーーーーーー創作すると嫌になるよ!!!!たいして上手くもないのに!!!!でも好き!!!救えない!!!!(まぁどっちみち書かないと上手くはならないのですけどね)






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MSD-F-31居候の事とか | comment 4 | Top ↑
似非プルースト効果とお寿司の件について (4/26 ひたち海浜公園その3)



4/26 ひたち海浜公園その1
4/26 ひたち海浜公園その2
4/26 ひたち海浜公園その3←イマココ




前回のあらすじ


相変わらずネモフィラを見てました。
ゆかり #とは




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個人的な文章練習とかそういうの






 ネモフィラを一通り堪能し終えた僕達は、ひたち海浜公園の中を当てもなく歩いた。海の近くでは、深呼吸をすると特有の匂いで胸が満ちた。海を見るのは久々だった。少なくとも、関東に移り住んでからは見たことがない。潮風は僕に懐かしい気持ちを思い起こさせた。例えば、小学生の時に行った潮干狩りだとか。


 海の近くの砂は細かく、少し歩いただけなのに靴の中に砂が入った。靴を脱ぎ裏返していると、それもまた子供の時に感じた気分が蘇ってくる。靴に入った小石を取り除く為に真っ白な靴を脱ぐ感覚。蘇ったところで、それが何も意味をせず、何も解決しない事は充分に承知していたが、僕はその久しい感覚を楽しんだ。天気が良いせいか、少し歩いただけで汗をかいた。








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P4266898.jpg





 やがて広い芝生へ着いた。不規則に生えた木の下では、女子会めいた集団、犬と戯れる夫婦、キャッチボールをする三人組や、寝転ぶカップル達などさまざまな人が各々の時間を過ごしていた。


かすみ「私達も休む?」


「だね、ちょっと歩き疲れたしね」




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 腰を下ろすと自然と欠伸が出てしまった。そんな僕を見てかすみは笑い、気持ちよさそうにくうと伸びをした。


かすみ「眠って良いよ兄さん。私も寝ちゃうかもしれないけど」


「そう? ならそうしようかな」


 寝転ぶ。芝生がちくりと背中を刺す。何か服でもに下敷けばよかったのだけど、脱げる服もなかった。仰向けになって空を見る。視界に空以外の物が入らず青色一色だと、空に落ちていく感覚になって少し怖くなる。ビニール袋が風に舞い、妙に変則的な飛び方をしている鳥のように見えた。


 まどろみかけたところで、空気の匂いが懐かしい感覚を呼んだ。だけど僕はこうやって、芝生に寝転んで空を見るなどという事を子供の頃にした覚えなどまったくなかった。した事がない事をまるでやった事のように感じていた。


「…に近い何か」と僕は言った。


かすみ「え、何?」


「ううん、なんでも」


 眠かったから寝言のようなものなのだと思う。自分でも何を言ったのかよくわからなかった。その何かが何なのかを考えようとしたものの、瞼が重くなり、そのまま思考も吸い込まれるように消えてしまった。





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 目が覚めた時、かすみに膝枕されていた。


「寝てた?」


かすみ「うん」


「起きてた?」


かすみ「うん」


「ずっと?」


 どれくらい眠っていたのかわからなかった。時計を見たところで、測ってもいないのでわからない。あるいはほんの少しだけかもしれない。もしかしたら、消灯した後のフィラメントが熱を持っている一瞬くらいかも。かすみはそれには何も答えずに控えめに笑って言葉を濁したが、それがすべてを語っていた。







 3.5次元さんとミクさんと解散した後、僕とかすみは寿司を食べに行った。


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「いただきます」


かすみ「いただきます」


 決して儀礼的ではない言い方。まるで誰か、そこにいない何者かに向けて語りかけるような感謝の言葉だった。『あなたの命を頂いて私の命に代えさせて頂きます』という言い方とはまた違う、例えば神様だとか、舞台の外にいる観客にでも聞かせるような言い方で、僕はかすみのそういうところが好きだった。


 そういえば、二人で食事をするのは久々だった。


かすみ「兄さん何皿まぐろ食べるの? さっきからまぐろか鯛しか食べてない」


「む。コーンと納豆も食べてるよちゃんと」と僕は言った。


かすみ「小学生か」


 その後、かすみはわさびの分量を間違えて、鼻に来たそれで涙目になった。それを見て笑っていたら、入ってはいけないところにわさびが入って僕も悶絶してしまった。何をやっているのかという目で、隣の席に座る中年が見ていた。僕らは一通り持ち直すとお互いを見合って奇妙な笑い方をした、観客の目を気にせずに。










 帰宅すると家が悲惨な事になっていた。ゆかりが台所を壊滅させていて、珍しくかすみが激怒する事になるのだけど、それはまた別の話。






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比喩にはほんとに意味はないです。






あとで書くメモ:フィラメントと電気のスイッチオフと入眠の事かけて書いて。舞台の上でしゃべる事とそれ以外の観客のあれ、うまいことブログ読む人かく内容にからめられたら無理ならいい特にだからといって考えてないのでいいけど。あと寿司のレールから机の上に持ってくることと舞台上にやってくる関係とか思いつけば(皿の退場がないから難しいかも、くらとかのシステム考えるならありだから別の創作の時はそれを生かせられる→回転寿司をわざわざ舞台装置で使うかどうかは疑問)
リンクを貼る。123とこまここ。



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子白蓮義妹の件について | comment 0 | Top ↑
大丈夫だって言ってる件について (4/26 ひたち海浜公園その2)

ひたち海浜公園もくじ(飛びます)
4/26 ひたち海浜公園その1
4/26 ひたち海浜公園その2←イマココ
4/26 ひたち海浜公園その3



前回のあらすじ

ネモフィラを見に来ましたが、留守番のゆかりのご飯を作るのを忘れてました。



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「あー、うん。ならいいんだけど、うん、うん。わかった。じゃあな、なんかあったら電話して。……あーうん、わかった。それじゃあな」


かすみ「……電話、終わった? ゆかりちゃん、なんだって?」


「うん。嘗めるなって」と僕は苦りながら笑った。「一人で大丈夫だって」


かすみ「出来ると思う?」


「……出来ると思う?」


 僕がそう聞くと、かすみもにがり顔をしながら肩を竦めてみせた。


かすみ「まぁ、大丈夫だって言ってるんだし、大丈夫なんじゃない? 夜はいっその事、二人でお寿司でも食べに行く?」


「かすみって何気にひどい事考えるよな」


かすみ「まぁ、私達のありがたみを知るって事でいい機会なんじゃない?」


 お寿司も食べたいし、と彼女は言った。





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ミクさんは3.5次元さんの家のミクさんです。
ミクさんほんとかわいいなー、いいなー。





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